競馬血統

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その業界への興味の有無に関係なく、誰しもが知っている人っていますよね。
そういう人って、スポーツ業界に多くいると思います。

野球に興味がなくても、イチローのことを知らない人を探すのは難しいでしょう。
ロナウドときけば、十数年前ならブラジルの、そしてここ数年ではポルトガルのサッカー選手が思い浮かぶはずです。

さて、競馬にまったく興味がない人でも、むしろ嫌いな人でも、武豊という名前を知らない人は少ないと思います。
天才と称され、前人未到の記録を作り続けている生ける伝説、レジェンドです。

勝負師の極意 [ 武豊 ]

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先日、JRA通算4,000勝を達成しました。
少なくとも日本においては、未来永劫不滅の記録として残っていくでしょう。
次はどんな記録を作るのか、まだまだ目が離せません。

そんな競馬は、ブラッドスポーツとよばれるほど馬の血統が重要視される世界。
そしてそこには、人馬が紡ぐロマンというのが語り継がれ受け継がれていきます。
競馬が単なるギャンブルの枠を超えて愛されているのは、こういった歴史があるからです。

例えば昨年よく耳にした「キタサンブラック」という競走馬。
馬主が北島三郎で、本格化してからは武豊が騎乗していたこともあり、世間の注目を大いに集めました。

では馬の血統の面から見ていくとどうでしょう。
キタサンブラックの父は「ブラックタイド」。
日本近代競馬の結晶とよばれた、日本競馬史上最強のサラブレット「ディープインパクト」の1歳上の全兄にあたります。
ディープはすべてのレースに武豊が騎乗しました。
キタサンブラックは、ディープの甥っ子にあたるわけです。
そういう縁もあって、既存の競馬ファンにも新規の競馬ファンにも、注目を集めることとなりました。

詳しく書くと終わりがなくなるのでこれぐらいにしておきますが、なんせ競馬には血統のロマンがある。
それが、ただの興行で終わらない魅力を秘めているということになります。